クリス・チーク (Chris Cheek) / キーパーズ・オブ・ザ・イースタン・ドア(Keepers Of The Eastern Door) (1-step LP・重量盤)ALP_ATF 002LP_1STEP

アナログレコード
17,600  (税込)
(税抜 16,000 )
ALP_ATF 002LP_1STEP
在庫あり
 
"アナログテープ録音"で"エディットなし"
世界限定"1-Step LP"の高音質ディスク
 
ビル・フリゼール参加!ビートルズや
ヘンリー・マンシーニのカバーを披露

ポール・モチアンの伝説的グループ、エレクトリック・ビバップ・バンドで頭角をあらわし、90年代のブルックリンのシーンを牽引。現在に至るまで、世代を超えてリスペクトを受け続けるサックス奏者クリス・チークによる深い思慮が込められた注目作品。

本作『Keepers of the Eastern Door』制作の源流は、チークがセントルイス美術館で見たエドワード・カーティスの写真に魅了されたこと。アリゾナ州のキャニオン・デ・シェイの巨大な岩山に圧倒されるように並ぶ馬に乗ったネイティヴ・アメリカンたちの姿は、セントルイスで育ち、豊かな自然にも囲まれてきたチークに興味深い事実とインスピレーションをあたえた。写真が撮影された年は、アメリカが、当時のフランス/ナポレオン政権から、ミシシッピ川以西の広大な土地を購入した歴史的大事“ルイジアナ買収”から100年を祝うセントルイス万国博覧会のために、美術館の建物を新設した年と一致。そこからチークは、土地を敬い自然と調和して生きる人々〜自然との共生を重んじる生き方〜と、土地を貪欲に奪う植民者〜搾取的なもの〜の緊張関係と断絶に思い至ったのだという。先住民族の「消えゆく文化」の記録写真が、強奪、征服を背景とした「拡張を祝う博覧会」を開催した場に展示されるという、アメリカの歴史の矛盾と皮肉。そして、そうした気づきに基づいた『Keepers of the Eastern Door』は、全編を通して、音楽に奥行きと深みをもたらして完成した。
 
メンバーには、至高のギタリスト、ビル・フリゼール、トニー・シェール、ルディ・ルイストンという豪華メンバーが集結。
 
「バークリーの学生だった頃にビル・フリゼールを知って、そのオリジナルなサウンドとアプローチに、音楽の聴き方や捉え方を根本から変えられた」「ビルの演奏は、単なるフレーズやリフというものではなく、全てが音楽的なものだ」と語るクリス・チーク。レーベルを運営するジェローム・サバーグとピート・レンデにビル・フリゼールとの共演提案を受けたチークは快諾。フリゼールを中心に据えた上で、トニー・シェールとルディ・ロイストンをメンバーに招いた。
 
一方、フリゼールは、かつてポール・モチアンとのギグでチークと演奏。「その時に生まれた音楽から、これはもっと演奏しなきゃいけない」と思ったと回想。また「こうしてチークと再び繋がって、しかもシェールとロイストンのような近しい兄弟のような存在と演奏できるなんて、本当に素晴らしい経験だ。美しい音楽と共に僕ら全体を再び結びつけてくれたチークに、心から感謝している」と語っている。
 
楽曲はオリジナル3曲のほか、ビートルズ、ヘンリー・パーセル、オリビエ・メシアン、ヘンリー・マンシーニによる多彩な楽曲を取り上げながら、全編を通して統一感もある構成となっている。ジャズ、ロック、オルタナティヴなフォーク、クラシックと、ジャンルの壁も越境しながら、アメリカの大地への郷愁も底流にした演奏。直感と理性(そして、作品背景の思慮)とが絶妙のバランスで一体化した作品は、この名手4人ならではのものだ。
 
エンジニアは伝説のジェームズ・ファーバーと
バーニー・グランドマン!
 
録音は、2024年11月、NYの名スタジオ、パワー・ステーションで、レーベル“アナログ・トーン・ファクトリー”の哲学/理念に基づいた、アナログ・テープへの一発録りというライヴ形式。最高音質を追求するために、本作はカスタムチューブ仕様のAmpex 351テープレコーダーを使い、30インチ/秒のスピードで1/2インチのテープにステレオ2トラックで収録している。
 
レコーディング・エンジニアはジェームス・ファーバー、マスタリング、アナログ・カッティングは巨匠バーニー・グランドマンが手掛けるという最高のチームも組まれた。オーディオ・ファイル的にも現代最も注目すべき作品の登場だ。
 
 
【Chris Cheek Biography 〜 バイオグラフィー】
 
ミズーリ州セントルイス出身、1968年生まれ。現代のジャズ・シーンでリスペクトを受け続けるサックス奏者の一人である。
 
バークリー音楽大学を卒業後、1992年、NYに拠点を移し、当時の新人登竜門バンドでもあったポール・モチアンのエレクトリック・ビバップ・バンドのメンバーとしても活躍し、90年代ブルックリン発のシーンで頭角をあらわした。また、チャーリー・ヘイデン、スティーヴ・スワロー、ビル・フリゼールといったミュージシャンのグループにも参加している。一方、97年にカート・ローゼンウィンケルを迎えたワンホーン・アルバム『I Wish I Knew』をリリースしてリーダー・デビュー。セカンド『A Girl Named Joe』は、マーク・ターナーとのツインテナーにベン・モンダーを迎えたクインテット作、サード『Vine』は、ブラッド・メルドー、カート・ローゼンウィンケルを迎える等、同世代アーティストと共に作品を制作。どれもクォリティが高く、世界的な評価を受けた。
クリス・チークの音楽は叙情的で、温かみのある独特な音色が特徴。また、ジャズの伝統をしっかりと根ざしながらも、常に新たな境地を切り拓く革新性も持っている。
 
スティーヴ・スワローとカーラ・ブレイは、チークについてこう評している。「彼は穏やかで優雅な叙情性の体現者であると同時に、それを覆す衝動を抑えられない。まるで巧妙なフェイントの達人のように、甘美な世界へと誘ったかと思えば、突然、現実に引き戻すような一撃を加える。その直感的で的確な表現は、まさにアッパーカットのようだ。」

また、長年の共演者である作曲家ギジェルモ・クラインは、こう語る。「クリスはこの世界で最も素晴らしい人物の一人であり、常に音楽と対話を続ける驚異的な才能の持ち主だ。20年以上にわたり彼と音楽を共にしてきたが、彼が奏でたすべての音、すべてのフレーズが美しく、深い意味を持っていた。」

 

【収録曲】

 

1.Kino’s Canoe (Chris Cheek) 3:34
2.Smoke Rings (Ned Washington & H. Eugene Gifford) 4:30
3.O Sacrum Convivium! (Olivier Messiaen) 6:49
4.On A Clear Day (Burton Lane & Alan Jay Lerner) 4:15
5.Lost Is My Quiet (Henry Purcell) 7:21
6.From Me To You (John Lennon & Paul McCartney) 5:05
7.Keepers Of The Eastern Door (Chris Cheek) 4:45
8.Go On, Dear (Chris Cheek) 5:18

 

【作曲・演奏】

Chris Cheek (Tenor and Soprano Saxophones)
Bill Frisell (Electric and Acoustic Guitars)
Tony Scherr (Bass)
Rudy Royston (Drums)


 

【スペック】
プロデューサー: Chris Cheek, Jerome Sabbagh & Pete Rende
エグゼクティブ・プロデューサー: Philipe Berman, Ana Mighty Sound
 
【レコーディング】
録音エンジニア: James Farber
録音スタジオ: Power Station, New York
録音日: 2024年11月8日-9日
アシスタントエンジニア: Pete Rende, Matthew Soares, Omisha Chaitanya
録音方式:編集なしの一発録音(Live to 1/2 Inch Two Track Analog Tape)
使用機材:Custom Tube Ampex 351 at 30 IPS
 
【マスタリング・カッティング】
マスタリングエンジニア: Bernie Grundman
スタジオ: Bernie Grundman Mastering, Hollywood
カッティング: Bernie Grundman(アナログ・テープからダイレクトにラッカー盤へカッティング)


 

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オーディオ・ファン注目! レーベル“アナログ・トーン・ファクトリー”について

Analog Tone Factoryは、アナログ・テープ録音に特化した新しいレーベルである。サックス奏者ジェローム・サバーグと、ピアニスト/レコーディング・エンジニアのピート・レンデによって設立され、今日と過去の最高の技術を融合させて、世界屈指のミュージシャンたちと共に素晴らしいサウンドの作品を制作している。リリース形態は、完全アナログのヴァイナル盤やオープンリール・テープに加え、CD、デジタル配信やストリーミングでも提供される。全てのAAAヴァイナル盤には、非圧縮ハイレゾ(192/24)のダウンロード・カードが付属している。
Analog Tone Factoryの理念は、余計な操作を加えず、より直接的な録音を行うことである。すべてのミュージシャンが同じ部屋でライヴ演奏を行い、その瞬間を捉えることで、リスナーを音楽の中へ引き込むような録音を目指している。
クリス・チークの『Keepers of the Eastern Door』と同様に、『Stand Up!』もAAA仕様の180g重量盤ヴァイナルである。

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Analog Tone Factoryの「1-step LP」とは?

これは「レコードのプレスの仕組み(メッキ工程)」を簡略化して高音質化する技術です。通常、録音された「マスターテープ」からラッカー盤(原盤)を作り、そこからレコードをプレスするまでには3段階のコピーが行われますが、それを「1段階」に短縮します。

通常盤(3ステップ):

ラッカー盤 → 【父型】 →【母型】 → 【スタンパー(ハンコ)】→ レコード

問題点: コピーを繰り返すたびに、わずかに音の鮮度が落ちる(ジェネレーション・ロス)。

1-step盤:

ラッカー盤 → 【スタンパー】→ レコード

仕組み: ラッカー盤から直接スタンパー(プレスのためのハンコ)を作ります。

メリット: 中間のコピー工程(父型・母型)がないため、マスターテープやラッカー盤に極めて近い、鮮度の高い音が得られます。

デメリット: 1枚のラッカー盤から作れるスタンパーが限られるため、数百枚〜千枚程度の完全限定生産になります(スタンパーが劣化したら終了)。

音楽ジャンル:
ジャズ
レーベル:
Analog Tone Factory
ソフトフォーマット:
アナログレコード
レコードの仕様:
重量盤

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