季刊オーディオアクセサリー187号付録サンプラー収録元アルバム
椿三重奏団デビュー、薫り立つ白い椿のアンサンブル
椿三重奏団。2019 年に命名されたこのトリオは、結成に至るまでに実に10 年以上に渡る共演を積み重ねてきました。高橋多佳子(ピアノ)、礒絵里子(ヴァイオリン)、新倉瞳(チェロ)、それぞれソリストとして充実した活動を続けていますが、その歳月を重ねたがゆえの熟成した3人のアンサンブルは、エモーショナルでダイナミック、そして精緻です。
デビュー・アルバムにふさわしい古今絶世の名曲で、まさに満を持してその成果を世に問います。
■演奏
高橋 多佳子(ピアノ)、礒 絵里子(ヴァイオリン)、新倉 瞳(チェロ)
■録音
2019年5月22日〜24日 浦安音楽ホール
レーベル:アールアンフィニ
企画制作:ソニー・ミュージックダイレクト
発売:ミューズエンターテインメント
【収録曲目】
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品49
1.第1 楽章 モルト・アレグロ・アジタート
2.第2 楽章 アンダンテ・コン・モート・トランクイロ
3.第3 楽章 スケルツォ:レッジェーロ・エ・ヴィヴァーチェ
4.第4 楽章 フィナーレ:アレグロ・アッサイ・アパッショナート
ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 作品8
5.第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
6.第2楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト
7.第3楽章 アダージョ
8.第4楽章 アレグロ
9.ブラームス:ハンガリー舞曲 第6番 ニ長調
10.ブラームス:ワルツ 第15番 変イ長調 作品39-15
11.モンティ:チャルダーシュ
■椿三重奏団について
椿の花言葉には控えめな素晴らしさ、気取らない優美さなどがあり、白い椿には「完璧な美しさ」という意味があるようです。日本原産の樹木である椿は、18 世紀にヨーロッパに渡り「東洋のバラ」と呼ばれ人気を博しました。
日本人としてのアイデンティティと、西洋のクラシック音楽に携わる私達3人を重ね合わせ、あえてカメリアやトリオなどの横文字は使わずに、日本語の「椿三重奏団」と命名することにしました。
どうぞ白い椿の花言葉をイメージしながら、私達の演奏をお聴き頂ければうれしく思います。
椿三重奏団 高橋 多佳子、礒 絵里子、新倉 瞳