SACD化によりなんともさらにまろやかに!
ロトとレ・シエクルがマーラーの「巨人」をついにピリオド楽器で再現!
それも「花の章」付き!!
【収録曲】
グスタフ・マーラー:《巨人》~交響曲形式による音詩
(交響曲第1番の1893年ハンブルク稿、2部から成る)
第1部 「青春の日々より」花、果実、そして茨の絵
1 第1楽章:春、そして終わることなく(序奏とアレグロ・コモド)
2 第2楽章:花の章(アンダンテ)
3 第3楽章:順風満帆(スケルツォ)
第2部 「人間喜劇」
4 第4楽章:難破!(カロ風の葬送行進曲)
5 第5楽章:地獄から(アレグロ・フリオーソ)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル(ピリオド楽器使用)
録音時期:2018年2月、3月、10月
■ロトとレ・シエクルによるマーラーの《巨人》がSACDシングルレイヤーで登場します!ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリース。限定生産となります。
■マーラーは1889年11月20日に初のオーケストラ作品である交響詩をブダペストで初演しました。その後1893年にハンブルグの宮廷指揮者に任命された際、その作品を改訂し、“《巨人》交響曲形式による音詩”と名付けました。
徹底的にオーケストレーションを直し、あまりにベートーヴェン的だった序奏部を独創的な高周波のような弦のトレモロにし、木管を倍増、コールアングレやバスクラリネットなども加え、可能な限り自然の音をイメージさせるスコアにしました。第2楽章に「ブルーミネ」(花の章)を含むこの第2版は、同年10月27日にハンブルクで初演されました。今回のロトとレ・シエクルの演奏はこの第2版によります。ロトの演奏は、「花の章」の甘美な音楽が、続く荒廃の世界を強調する働きを持つことを際立たせています。SACD化により、初演当時の風合い豊かなサウンドが、なんともまろやかに響きます。