辛島文雄/アイ・ラヴ...(LP)OGAG-001

アナログレコード
2,701  (税込)
(税抜 2,455 )
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ALP_OGAG-001
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【仕様】
アナログLP(レギュラーウェイトヴィニール)
見開きセミダブルジャケット仕様
ライナーノーツ執筆:田中伊佐資氏

【収録楽曲】
A-1. ミスター・J.H.(辛島文雄)
本作一曲目を飾るのは、現在辛島が活動を共にする楠井五月(ベース)と小松伸之(ドラムス)のトリオ編成による疾走感溢れるナンバー。アコースティックを大切にする辛島にしては珍しい、シンセサイザーやエレキベースなどエレクトリックな要素を盛り込んだ楽曲である。辛島のテクニックが光るプレイはもちろんのこと、二人の若手ジャズメンが支える勢いあるリズムは、まさに電光石火というにふさわしいものだ。

A-2. フー・ケアーズ(ジョージ・ガーシュウィン)
辛島自身が愛聴曲というスタンダード・ナンバー。メンバーは「ミスター・J.H」と同じく楠井五月と小松伸之によるトリオ。こちらはピアノ・トリオの王道を行く演奏ではありながら、随所にモダンなアプローチを聴くことができるなど、現代の辛島文雄トリオらしいプレイが展開される。

A-3. サマータイム(ジョージ・ガーシュウィン)
辛島文雄トリオに加え、池田篤、岡崎正典による2本のサックスを加えたクインテット編成で演奏されるサマータイム。誰もが一度は耳にしたことがある楽曲を、辛島、楠井、小松によるトリオをバックに、アグレッシブなサックスが炸裂する。※新宿PIT INNでの他イヴレコーディング

B-1. レイト・オータム(辛島文雄)
全編ピアノソロとなるB面の冒頭を飾るのは、辛島のオリジナル楽曲。どこか儚げな雰囲気を漂わせる演奏は、タイトルの晩秋と重なるもの。ピアノという楽器が持つ多彩な表情を巧みに使い分けたプレイは、辛島の真骨頂ともいえるもの

B-2. 愚かなりしわが心(ジョージ・ガーシュウィン)
ジャズ・スタンダードのなかでも定番中の定番となる楽曲。辛島のピアノソロは、実にロマンチックかつドラマティック。恋をテーマとした美しいメロディラインを辛島ならではの解釈による演奏は、楽曲の完成度ともにピアニストとしてのセンスも存分に感じさせるものとなっている

B-3. ドルフィン(ルイス・エサ)
本作が初音源化となるブラジルの音楽家、ルイス・エサの楽曲のカヴァー。ひとつの楽曲のなかで緩急を自在に使い分け、時にメロディアスに、時にパーカッシヴにとさまざまな表情を見せる演奏は、まさに現時点の辛島の集大成ともいえるものだ

【内容について】
96kHz/24bit WAVのマスターを元に、名匠・小鐡 徹氏がマスタリング/カッティング
2015年、音元出版刊行のオーディオ誌『季刊・アナログ』50号、日本のジャズシーンを牽引し続けてきたジャズ・ライヴハウス『新宿PIT INN』50周年を記念したオリジナル製作のレコード。ジャズ・ジャイアント、エルヴィン・ジョーンズのスピリットを継承した日本人ピアニストの第一人者、日本ジャズシーンにおける重要ピアニストである故・辛島文雄の数々の演奏を収録しています。
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ジャズピアニスト・辛島文雄(Photo by 君嶋寛慶・左写真)

これまでピットインレーベルからリリースされた『ア・タイム・フォー・ラヴ』、『エブリシング・アイ・ラヴ』、そしてライヴ盤『サマータイム 辛島文雄クインテット ライヴ・イン新宿ピットイン』からセレクトされた5曲と、アルバム未収録のピアノソロ楽曲1曲を含む全6曲の初のLP化となりました。

レコーディングエンジニアはピットインミュージックにて数々のジャズ・ミュージシャンの作品を手掛ける菊地昭紀。スタジオではなく「沖縄市民小劇場あしびな~」(A-3のサマータイムのみ、新宿PIT INNでのライヴを収録)にて録音が行われたというのも特徴で、ホールならではの豊かな響きで辛島の演奏をとらえた96kHz/24bit WAVのマスターを元に、日本のアナログ界の名匠、小鐡 徹氏がマスタリング/カッティングを行っています。

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マスタリング/カッティングを担当したJVCマスタリングセンターの名匠、小鐡徹氏(Photo by 君嶋寛慶)

 

音楽ジャンル:
ジャズ
ソフトフォーマット:
アナログレコード