季刊オーディオアクセサリー196号 掲載記事紹介
クラシック音楽レーベル「アールアンフィニ」が徹底的に”音”志向な音楽ソフト<アルティメイト・サウンド・シリーズ>を立ち上げた。音そのものをリアルに録り、コンプレッサー、リミッターなどは一切使わず、最終マスタリングはコンクリート・バックロードホーンを設えた超広域再生を実現するスタジオで行う。
アールアンフィニ・レーベルは、株式会社ソニー・ミュージックソリューションズと、株式会社ミューズエンターテインメントとのパートナーシップによるクラシック専門レーベル。世界的に活躍する才能溢れるアーティストの音楽アルバムを定期的に制作、リリースしている。アールアンフィニはフランス語で「永遠の芸術」の意味。一貫してマーケットに迎合することなく、アーティストが表現したいことを純粋に追求している。
和太鼓をドン、カンカンと叩く音から、大勢で同時に鳴らす地響きのような音まで多彩な表情を収録。和太鼓=打つ音のほか、尺八などの吹く音も収録され、オーディオシステムや、そのセッティングをあらわにする怖い音源でもある。佐渡國鬼太鼓座、鼓童の創設に関わり、世界で活躍してきた和太鼓の第一人者・林英哲が、英哲風雲の会を率いて演奏した渾身の集大成。
林 英哲(はやしえいてつ)プロフィール
太鼓奏者
広島県生まれ。11年間のグループ活動後、82年太鼓独奏者として活動を開始。84年初の和太鼓ソリストとしてカーネギー・ホールにデビュー。現代音楽の分野でも前例のない和太鼓ソリストとして国際的に高い評価を得た。00年にはドイツ・ワルトビューネでベルリン・フィルと共演、2万人を超える聴衆を圧倒させた。太鼓独奏者としてロック、ジャズ、現代音楽、民族音楽などの演奏家と共演しながら、かつての日本の伝統にはなかったテクニックと体力を要する大太鼓のソロ奏法の創造、多種多様な太鼓群を用いた独自奏法の創作などジャンルを超越した、まったくオリジナルな太鼓表現を築きあげていく。(公式サイトより)
英哲風雲の会(太鼓、歌、ネオ箏、マリンバ)
上田秀一郎・はせみきた・田代誠・辻祐・小泉謙一・木村優一
藤舎貴生(能管)01
藤原道山(尺八)02
■録音
録音:2024年11月18日 & 19日
DSD11.2MHz ハイレゾ・レコーディング
DXD384KHz ハイレゾ・ポストプロダクション
レーベル:アールアンフィニ
02 三つ舞 Mitsumai (Three dances)
03 若冲の翼〜冲しきが若きも Jakuchu 2024 -The Wings of flightless birds-
04 太鼓打つ子ら Taiko utsu kora