フランソワ=グザヴィエ・ロト&レ・シエクル/ムソルグスキー:展覧会の絵、ラヴェル:ラ・ヴァルス(SACD-SingleLayer)SACD_HMSA-0049

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HMFの名盤SACD化シリーズ
あの『春の祭典』を上回るボルテージの高さと極上の音響効果!

大人気指揮者ロトによる『展覧会の絵』。発売当時、初演時の響きが再現された演奏として大きな話題となった名盤です。ハルモニアムンディから、ハイレゾ音源の提供を受けて、関口台スタジオでリマスタリングを施し、シングルレイヤーSACD(ステレオ)で発売いたします。日本独自企画・限定盤。オーケストラの鳴りの良さ、響きの透明さも絶品の名演ですが、ロトたちが執念で収集した初演当時の楽器が織りなす微妙な音色の移ろい、重奏した際の麗妙な音のパレットが、SACD化により、より豊かに再現されています。『キエフの大門』の鐘の場の広がりも興奮ものです。

近代フランスの名作を初演時の響きと奏法で再現することを目指すレ・シエクルとロト。『展覧会の絵』とは言ってもムソルグスキーの時代ではなく、1922年10月19日にクーセヴィツキーがパリ・オペラ座で披露した頃に立ち戻ろうとしています。しかしわずか100年前のことながらいくつかの楽器が入手できないため長く実現できずにいました。今回『古城』用として 1950年セルマー製スーパーアクションのアルト・サクソフォン、『ブイドロ』用の1913年ケノン製モノポールC管6バルブのフレンチ・チューバを見つけたため満を持しての実現となりました。どちらもホルンを思わすような柔らかい音色に驚かされます。

楽器のみならずロトはラヴェルのオリジナル・スコアや初版楽譜へ立ち返り、クーセヴィツキーがロシア人としての感覚からラヴェルに訂正させた箇所、たとえば『バーバ・ヤガー』のファゴットのソロがもとはアルト・サクソフォンだったとか、『キエフの大門』後半でテーマが再現する際の弦の下降音型がもとはゆっくりしていたなど、一聴して分る違いに感心の連続。名盤『春の祭典』以上の検証が反映されています。

カップリングは『ラ・ヴァルス』。2018年の来日での巨大な演奏が記憶に新しいですが、ここでも聴き手を一瞬も離さないロトの魔術全開。『ラ・ヴァルス』と『展覧会の絵』はほぼ同時期の作品で、打楽器を除けば楽器編成など共通点の多さを示唆しているのも流石です。

ロトはますます音楽の大きさを増し、ただただ圧倒されます。また『殻をつけたひなの踊り』や『リモージュの市場』でのリズムの冴えとスピード感もロトならでは。数ある『展覧会の絵』録音のベスト盤と断言してしまいたくなる1枚。SACDサウンドであらためてじっくりとお楽しみください!(販売元情報)


【収録情報】
● ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』
● ラヴェル:ラ・ヴァルス

レ・シエクル
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)


録音時期:2019年11月
録音場所:フィルハーモニー・ド・パリ
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
SACD Single Layer

2022年SACDリマスタリング(関口台スタジオ)
日本独自企画・限定盤
日本語帯・解説付

SACD対応プレイヤーで再生できます。
音楽ジャンル:
クラシック
レーベル:
KING INTERNATIONAL
ソフトフォーマット:
SACD