季刊analogは、国内唯一のアナログオーディオ専門誌。
季刊analogは、アナログオーディオと人と物にまつわる物語を紹介する、国内唯一のアナログオーディオ専門誌です。記事は全てオールカラーお届けしております。今回の81号の特集は、「レコード盤の蘊蓄 入門編」。オリジナル盤とは何をもっていうのかなど、レコード盤の基礎知識の世界に踏み込みます。そのほか、「趣味性の極み〜MC昇圧トランス探究」、「連続特集第二回 人気定番プレーヤー使いこなし大作戦」、またいま話題沸騰の「サウンドバーガー音質向上対決」も見逃せません。ぜひお手に取ってお読みください。
【お詫びと訂正】
『analog vol.81』におきまして、掲載記事に誤りがございました。
読者の皆様、ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
●112ページでご紹介のParadigmのスピーカー「PERSONA B」の価格に誤りがあります。正しくは¥1,980,000(ペア・税込)になります
●150ページにてご紹介のMusicnoteのCDプレーヤー「CD-MU15」の価格に誤りがあります。正しくは¥330,000(税込)になります
Interview
ジャズ・ピアニスト
穐吉敏子
日本人でただひとり「国際ジャズ名誉殿堂」入りを果たし、数々の栄誉ある賞を受賞しているジャズ・ピアニスト、穐吉敏子。93歳の今も現役で活動する姿とその音楽人生を、親交の深い音楽評論家の中川ヨウが綴りました。
特別企画
サウンドバーガー音質向上対決!!
サウンドバーガーは昭和アナログの遊び心の象徴です。昭和世代には「懐かしい」、現代の若者には「80年代デザインがたまらない」と今、大変な人気です。そこで本誌では、「自分ならサウンドバーガーの魅力をこんなふうに引き出して使いたい!」というシステムプランを考案し、音質向上対策を図る公開コンテストを行いました。オーディオ評論家の小原由夫氏、炭山アキラ氏、そして編集部も参戦! 創意工夫を凝らした組み合わせを三者がともに聴き、採点を行いました。
音の五つ星物語
今回の五つ星は下記のラインアップです。表紙のプレーヤーDENONのDP-3000NEをはじめ、美しい写真と文章でご紹介。
アナログプレーヤー DENON / DP-3000NE
MCカートリッジ X-quisite / VORO
光電型カートリッジ DS Audio / DS Master3
MCカートリッジ Analog Relax / EX2000
MCカートリッジ AIDAS Cartridges / AU Series Tru‐Stone Violet Gold
プリアンプ TRIODE / EVOLUTION PRE
プリメインアンプ&MC昇圧トランス Aurorasound/ HFSA-01、AFE-12
ネットワークオーディオアンプ Technics/SU-GX70
特集
レコード盤の蘊蓄 入門編
オリジナル盤は実際にはどう見極めればいいのでしょう? そもそも音の良さでいえば、オリジナル盤一択なのでしょうか? プレス国の話、ステレオ盤とモノラル盤が両方ある場合って? 知れば知るほど「沼にハマる」といえるレコード選びの世界。今回は中古のクラシックレコードを中心にレコード通信販売ショップ「ベーレンプラッテ」の金子 学さんにレコード盤にまつわる蘊蓄の入門的知識を解説していだきます。
特集
趣味性の極み
MC昇圧トランス探究
MCカートリッジでレコードを聴く場合は通常、盤面に刻まれているRIAAカーブで変調された信号をフォノイコライザーで復調する前に、「昇圧」という大事な作業が加わります。MMカートリッジに比べて出力が小さいためですが、その昇圧を担うのが、昇圧トランスであり、ヘッドアンプです。MC入力対応のフォノイコライザーはそれらを内蔵しますが、内臓如何にかかわらずあえて単体のMC昇圧トランスを外づけで用いて楽しむ趣味の世界があります。今回はそんな奥深い魅力を持つMCトランスたちの解説とともに、一斉試聴レポートをお届けいたします。
連続特集 第2回
ボクらの人気定番プレーヤー
使いこなし大作戦!!
アナログレコード再生の入門者、再入門者の方に薦めたいアナログプレーヤーといえばこれ、といった人気定番プレーヤーがあります。それらを採り上げ、その性能を最大限に生かすための使いこなしを実践する連続企画です。今回はドイツのエラック「Miracord 60」を炭山アキラが、日本のラックスマン「PD-151 MARKⅡ」を井上千岳が使いこなしを実践しました。果たして、どこまで上位クラスに迫れますでしょうか!?
連載
日本のオーディオ
第23回 クリプトン 渡邉 勝
日本のオーディオを築き上げてきたキーパーソンに話を聞き、その人生を描き出す「日本のオーディオ」。今回ご登場いただくのはクリプトンの渡邉 勝。福洋電気に入社したあと、日本ビクターへ移籍し、ヒット作SXシリーズなど数多くのスピーカーシステムの開発に携わってきた名エンジニアです。現在は、クリプトンでKXスピーカーや各種アクセサリーを開発。その一貫したこだわり、信念についてお聞きしました。
執筆/石原 俊
新連載
海老澤 徹の昭和オーディオ物語
第1回 DL-103について。思いつくままに
本誌前号80号のデノンDL-103開発者、松田 等氏の記事を見て、カートリッジの第一人者である海老澤 徹氏が編集部に電話をくれました。かつてオグラ宝石に在籍し、まさに松田氏とともにDL-103を作った思い出話をお聞かせくださったのがなんとも良い話だったため、それをそのまま文章に綴っていただくことになりました。このDL-103の話を第一回とし、海老澤氏が辿ってきた昭和オーディオの物語を連載としていきます。
執筆/海老澤 徹
連載
寺島靖国のオーディオ散歩
第30回 ハードオフオーディオサロン吉祥寺店を訪ねる
今回の寺島散歩は、ハードオフオーディオサロン吉祥寺店にお邪魔しました。
執筆/寺島靖国
連載 第81回
方形の宇宙
執筆/クラシック編:江夏俊太郎、ポップス・ロック編:松井 巧、ジャズ編:武田清一
連載 第27回
Play and for Play〜ミュージシャンの影を追って
第27回「火の鳥」
ストラヴィンスキーの代表作のひとつ「火の鳥」の、さまざまな名演レコードを小原由夫コレクションから選び、それぞれの音の魅力、音楽的な魅力をご紹介します。今回はオーディオテクニカのMCカートリッジAT-ART20を用いて17枚の「火の鳥」を一気聴き。渾身のレポートをお届けいたします。
執筆/小原由夫
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