アナログ vol.79(2023.4.3発売)

1,680  (税込)
(税抜 1,527 )
B_AN79
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季刊analogは、国内唯一のアナログオーディオ専門誌。アナログオーディオと人と物にまつわる物語を全てオールカラーにて、お届けしております。

今回は、“良いものを選ぶ”をキーワードとする2大特集号です。

春号恒例「アナロググランプリ2023発表!」、そしてもうひとつのは「アナログ再入門者にお薦めするシステムプラン」を特集いたしました。ぜひ、お手にとってお読みください。

【お詫びと訂正】

●195ページに掲載した「7インチ盤放出フェア」の日程が変更になりました。4月22日(土)、23日(日)に開催予定であったのが6月3日(土)、4日(日)に変更されました。

●118ページからの「飯田有抄が自宅でプラタナスのカートリッジを体験」の記事中、119ページ右上写真キャプション部、飯田氏が導入したリンLP12と組み合わせたトーンアームは「オルトフォンAS212iを搭載した特別仕様」ではなく「オルトフォンAS212Sを搭載した特別仕様」の間違いでした。関係各位にお詫び申し上げます。

Interview

ムーンライダーズ

鈴木慶一Interview

「音楽人生、半世紀。収まりきらない創作熱」 

1970年代、はちみつぱい、ムーンライダーズなどで日本のロックの礎を築いてきたポップでエッジーなロック・ミュージシャン、鈴木慶一の今に迫りました。ムーンライダーズは2011年に活動休止を発表した後、幾度かの短い復活の機会を経て、2020年から本格的な活動を再開しています。70代を超えてなお瑞々しい音楽を生み続けている日々のこと、亡くなってしまった仲間への想いなども語っていただきました。インタビュア:今村守之、フォト:amigraphy

 

 

アナロググランプリ2023 発表!

現代アナログのフロンティアを選ぶ 

アナロググランプリは今年で15回目を迎えました。「本誌のキーワードであるアナログ感覚が感じられ、本誌読者に推薦するにふさわしいアナログ再生に欠かせない機器」という基本の選定基準を軸に、「音楽ファンの皆様にとっての宝物のような存在となり得る製品」、「最新のテクノロジーで従来では体験できなかったアナログ再生の新たな価値を切り拓く製品」という基準を設けて選定しています。

 

今年は、アナロググランプリの価値をさらに高めようという思いから、12年ぶりにリアル審査会を復活させ、オーディオ専門店を含む予備投票結果をもとにしつつ、審査員5名の話し合いによってグランプリモデルを選出いたしました。本特集の最後には、総評及び、各審査員が選ぶ審査員賞についても発表しております。

 

審査委員 角田郁雄氏(審査委員長)、石原 俊氏、井上千岳氏、小原由夫氏、藤岡 誠氏

投票協力販売店 アートクルー、エディオン広島本店、オーディオコア、オーディオスペースコア、CAVIN大阪屋、クリアーサウンドイマイ、サウンドハイツ、シマムセン、ジョーシン日本橋1ばん館、仙台のだや、チャレンジャー音響、テレオン、でんき堂スクェア湘南、のだや仙台店、ノムラ無線、ホーム商会、マックスオーディオ、MUSICA、吉田苑、ロイヤルオーディオ

 

リーズナブルプランor ご褒美プラン

アナログ再入門「システムプラン」

 

アナログレコードが中心だった時代に青春を送った方々の中には、自分の時間が持てる年代となり、「もう一度アナログレコードを聴きたい」と思う方が多いのではないでしょうか。ただ、今のオーディオは、何が良いものかわからない……。そこで今回、「再入門」したい方にお薦めしたい「システムプラン」を特集しました! 往年のアナログ再生から最先端のアナログ再生までを知り尽くしたオーディオ評論家諸氏が選ぶ、再入門に向けた、アナログプレーヤー、フォノイコライザー内蔵アンプ、スピーカーなどの組み合わせです。トータル予算30万円前後の「リーズナブルで良いもの」、トータル予算120万円前後の「これまでのご褒美に、一歩踏み込んだ良いもの」をセレクトいただき、そのサウンドもチェック。さぁ、もう一度、お気に入りのレコードに針を降ろしてみませんか?

オーディオ評論家が選んだリーズナブルプラン&ご褒美プラン

   小原由夫、角田郁雄、生形三郎、炭山アキラ

 

システムプランのほか、実際にアナログに「再入門」した原子尚之さん親子の訪問取材も行いました!

 

飯田有抄さんと井上千岳さんによる「ゼロから始めるアナログオーディオ」では「再入門者」の方々に向けて、もう一度「ゼロバランス〜針圧調整まで」他について解説。

 

久しぶりに引っ張り出した「レコードのお手入れ」や、カートリッジがMM式ならばリーズナブルに「針交換して楽しむ世界」も紹介しております。

 

臼井ミトンのアナログ狂想曲 第4回

「太い音が好きだ!」

 

ミュージシャンでありラジオパーソナリティである臼井ミトン氏による連載の今回のテーマは「太い音」。現代のカートリッジは写実を目指すごとく、繊細な描写力をもつものが多いけれど、せっかくアナログレコードを聴くのなら、太い音を追いかけてみたくはありませんか? ――ーということで、ミトンさんが注目したのはチューデンの36シリーズ。臼井ミトンさんのTBSラジオの番組「金曜ボイスログ」でも使うようになっているそうです。

 

 

新連載 黒×山 レコード探究知録 

「録音としてのバッハ」

対談:哲学者・黒崎政男&オーディオ評論家・山之内正

アナログ77号のお宝レコード特集内「ウィルキンソンを聴く」が好評だったお二人によるレコード対談が、今号から「時々連載」となりました。第1回のテーマはJ.S.バッハ。

生前のJ.S.バッハがしがない一職人であって、世間からそれほど認められた存在ではなかったという話は聞いたことがあるかもしれませんが、そのバッハがどうして「音楽の父」とまでいわれるようになったのでしょう? それはバッハを再発見した音楽家の存在、そしてレコードの進化、つまり「録音」こそが重要な鍵を握っていました。今回は、名録音の数々を聴きながら、バッハの真実を読み解いていきます。

 

レ・レ・レ トーク第3話

ゲスト:高野雄輔さん

オーディオライターの田中伊佐資氏が、レコード好きゲストと一緒にレコードショップへ買い物へいくという連載企画「レ・レ・レ トーク」。今回は、ハードオフオーディオサロン吉祥寺店の副店長であり、プライベートではDJとして活動もしている高野雄輔さんと東京・高円寺の「EAD Record」へ行って参りました! 掟クジを引いて、そこに書かれたテーマでレコードを最低1枚購入しないといけないというルールにのっとり、今回は「サントラ」のレコード探しに。高野さんはハイスピードでレコード漁りを行い、なんと全14点ものレコードを購入した模様をレポートしております。

 

ところで、本当に分かっていますか? 第2回

「音像って何?」

アナログ75号で「ノイズって何?」をテーマに対談を行ったところ、大きな反響をいただいたので、今回はその続編として、「音像って何?」について議論を展開しました。前回の福田雅光氏、寺島靖国氏に加えて、今回はオーディオ評論家でありながら、録音家でもある生形三郎氏も参加。左右方向の音像配置を重視する福田氏、縦方向の音像配置について主張する寺島氏が熱い議論を闘わせました。

 

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そのほかにも楽しい記事がたくさんあります!

お宝レコード 福田雅光、新 忠篤

analog topics山下達郎の名作がカセットテープとLPで順次発売

音の五つ星
MONITOR AUDIO / PLATINUM 100 3G & 300 3G 井上千岳
epos ES14N 井上千岳
Brumester 218 角田郁雄
ORTOFON AS-212R / AS-309R 角田郁雄
GOLDRING / EROICA HX-MC 井上千岳
CANOR AUDIO PH2.10 小林 貢
HIiFI ROSE / RA180 角田郁雄

人・物・訪問 
連載日本のオーディオ〜その「哲学」と「音楽」〜
第21回 ラックスマン 長妻雅一氏 石原 俊
AUDIO NOTEの新社屋を訪ねる
「世界中のファンに向けた新たなる船出」林 正儀
イケダサウンドラボズ(アイテイ工業)
  製造工場レポート 林 正儀

アナログ再入門ガイド
Technics「クラスを超えた! 入門機の金字塔」炭山アキラ
LINN「シンプル、センスの良いリンMAJIK LP12で始めるエントリー・ハイエンドプラン」生形三郎
REGA「マーク2へとブラッシュアップ、スタンダード・ラインの魅力」炭山アキラ
カビ盤のクリーニング オヤッグサウンドでピカピカに! 炭山アキラ
JICO「交換針の楽しみ」 田中伊佐資


特別レポート/注目製品
PLATANUS「飯田有抄が自宅でプラタナスのカートリッジを体験」 飯田有抄
ortofon「2種類のトランスとバランス接続。最高峰EQA-2000の魅力」 角田郁雄
EAT「スタンダード・ターンテーブルの大本命、C-Durが登場」角田郁雄
ZYX「R50-Bloom-EX/独自の発電系を徹底させたベーシック・モデル」 井上千岳
Analog Relax「現行の3モデルをロックのオリジナル盤で聴き比べる」小原由夫
サエクのトーンアーム使いこなし
  マイソニックのMCカートリッジと組み合わせる 小原由夫
audiospecials「ドイツ新進ブランドのフォノイコライザーPhonolab1.5」小原由夫
Aurorasound「EQカーブ可変フォノイコライザーで古い名盤を聴こう」田中伊佐資
DS Audio「光カートリッジの本領を発揮させるフォノケーブルが登場」 小原由夫
SOUND BASE「豊潤なサウンドを生み出すライントランス、LT25を試す」角田郁雄
KS-Remasta「手頃な1万円クラスのシェルリード5モデルを聴き比べる」 炭山アキラ
ZONOTONE「RCAキャップ端子のロジウム仕様限定版の魅力」 林 正儀
TAKTLINK「新ブランドからスタイラスクリーナー、REV-STYLUS 01が登場」炭山アキラ
ACCUPHASE「PS-1250/理想の正弦波を生成する電源装置」 炭山アキラ
AndanteLargo「6種類のラインアップが勢揃う“スルーホールスパイク”を体験」林 正儀
Hannl「ありがとうハンル、吸引式クリーナーの究極形」林 正儀
iFi audio、Telos「アースループを断ち切り、アクティブアースで一気にノイズ低減!」林 正儀
SAEC「SRS-9 & SS-300Mk2/絶大な効果を発揮する2アイテム」 炭山アキラ
AdPower Sonic「静電気を除去する新アイテムを試す」 炭山アキラ
FURUTECH「NCFの効能を正統に受け継いだ最高峰RCA/XLRケーブル」 小原由夫
AET「電源ケーブルのフラグシップモデルを検証」 炭山アキラ
G.Tサウンド「3世代目となるウーファーユニットが登場」 林 正儀

文化
「菅野沖彦 ピュアオーディオへの誘い」19 菅野沖彦
連載第8回 新・きょうはワイン日和 岡田稔仁


ヴィンテージ
もうひとつのヴィンテージ「EMI/Model-901」田中伊佐資
キヨト・コレクション「P&G社のフェーダー」キヨト マモル


ショップ/ショールーム
analog倶楽部
   全国のアナログショップを紹介


ソフト
Ninonyno2“花見のレコード屋”「レコードの音質評価」新納裕憲
方形の宇宙・アナログレコードの魔力 
江夏俊太郎・松井 巧・武田清一・大橋伸太郎

話題のニューディスクレビュー
  石原 俊・岩井 喬・生形三郎・小野島 大・小原由夫・小林 貢・真保 安一郎・炭山アキラ・田中伊佐資・角田郁雄・常盤 武彦・林 正儀

“Play”and“For Play”小原由夫
  第25回:「Feel Like Makin’ Love」

カメラマン君嶋寛慶が聴いてみた
  カラーヴァイナルで楽しむ名作ベスト!

エソテリックがアナログレコード発売

連載
第9回 撓う音 第9回 「CSポートのチャンネルデバイダーを聴く」 永瀬宗重
新連載 G.Tサウンドのスピーカーを理解する ① 林 正儀
第28回 寺島靖国のオーディオ散歩
  「Singsを閉めるという武田清一さんを訪ねる」 寺島靖国

「チコンキ再生奮闘記」
  第10回 大音変!! 劇的ビフォーアフターの巻 相原直樹
オープンデッキに夢中
  「RECORDING THE MASTERSのブランクテープに録音」小林 貢

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アナログプレーヤー:ESOTERIC Grandioso T1 カートリッジ:van den Hul The Colibri